日が昇るたびに僕は考える

日々読んでいる本の感想や日常の出来事から考えたことをつぶやいています。

読書録(現代スペインを知るための60章 坂東省次 明石書店 2013)

目次は以下のような感じ、非常に3と4が項目としては非常に多い。様々な方が章を担当されて記載されているが、読みにくさは感じない。


1 多様性の国スペイン 第1〜3章

2 政治・外交     第4〜13章

3 経済・産業・観光  第14〜28章

4 社会        第29〜45章

5 文化・芸術     第46〜54章

6 スペインと日本    第55〜60章

 

個人的には、第54章の「エル・ブジ以前、エル・ブジ以後」の章が面白かった。世界一予約のとれないレストラン「エル・ブジ」。これまでの料理の概念を切り崩し、スペイン料理に世界の目を向けさせたフェラン・アドリアの功績についてまとめた記載がある。(筆者:スペイン料理文化アカデミー渡辺万里さん)

料理のレシピや新しい調理法まで含めてすべての情報を公開するシステムを築いたこと。

クリエイティブな料理の創作はチームによって成し遂げられることを自ら証明し、無名の若い料理人たちの多くに希望を与えたこと。

料理と科学の融合、および多分野との協力が21世紀の料理の発展には不可欠であると説いてきたこと。

こうやって整理されると単に奇抜な料理ということだけでなく、いろんな意味で凄かったんだ、閉店する前に行きたかったな〜。