日が昇るたびに僕は考える

日々読んでいる本の感想や日常の出来事から考えたことをつぶやいています。

読書録(キケン 有川浩 新潮文庫 2013)

某大学の「機会制御研究部」、略してキケン。

ここに属していた主人公が結婚した妻に大学時代のキケンでの青春話をして振り返るというスタイルとなっている。

爆弾や銃もどきを作ってしまい、違法すれすれのことをしているながらも、理系技術の探求に青春を費やす物語である。有川浩といえば甘い恋物語をイメージするが、この話についてはほとんどなく、こういったストーリーも描けるんだという新しい発見だった。

映画「南極料理人」もそうだが、男性だけの社会で何かに取り組む話は変に盛り上がっており、なんか読んでいて微笑ましい。例えば、銃もどきを上級生と下級生が競い合う場面なんて、馬鹿らしいことに意地を張り合っている。男性の幼児性をよく理解されて書いているなと関心する。

時間が経ったらまた読んでもいいかなと思えた本だった。 

キケン (新潮文庫)

キケン (新潮文庫)