読書録(申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。 カレン・フェラン 大和書房 2014)
【内容概略】
当然、本名前にもなっていることにも言及しており、コンサルは様々な手法を活用して、分析をしたり、人を動かすための評価制度導入をさせたりするが、大事な「人」はどうやって動くのかを考慮していないため、失敗している。
人のつながりを円滑にすることで、業績は上がるし、そういったことにお金を惜しまずに使うべきと主張されている。コンサルとしてやっている仕事はだいたいにおいて、企業が課題を自己発見できるよう、多くの従業員を巻き込むように仕向けているということが肝になっている。
最後につけられている科学的な方法による分析は役立ちそうだと思えた。
【科学的な方法】
1 調査分析、精査し、問題を定義する。
まずは問題を定義し、「なぜ」問題が起こったかを特定する。
2 調査結果に基づいていくつも仮説を立てる。
3 実験で上記の仮説を検証する。
4 実験結果を見定め、結論を出し、3を繰り返す。